高橋遥、五回まで1安打無失点で援護待つ

 「中日-阪神」(30日、ナゴヤドーム)

 約1カ月ぶりの勝利を目指す阪神の高橋遥人投手は5回を投げ終え、中日打線を1安打に抑える圧巻投球。チームの借金生活を阻止するためにも、打線の奮起を待つ。

 五回までに唯一のヒットを打たれたのは四回だった。大島に変化球を左前へとはじき返された。それでも後続はピシャリ。この日の最速148キロの直球を軸に、精度の高い変化球も光る。ストライク先行のテンポのいい投球で、リズムを作った。

 前回登板となった20日の楽天戦では味方のミスにも泣き、6回2/3を投げ、8安打3失点(自責点1)。2敗目を喫していた。それでも、視察に訪れた侍ジャパン・稲葉監督は「どのボールも自分の投げたいところに、投げられているところが素晴らしい」と高評価。見せたその強みを、この日も発揮した。

 中日打線とは今シーズン初対戦。またこの日は、高橋遥にとって“7試合目”という意味のあるマウンドだった。「去年は6試合で終わってしまったので、しっかり試合を作っていきたい」。左肘の痛みで離脱となった昨季を越える戦いへ。気合は十分だった。

 打線は、中日先発・柳の前に五回までで1安打。味方の援護を待つ左腕に、勝利を呼び込みたい。

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