岩崎、今季初星!1回完璧、流れ引き寄せた!!

 「交流戦、阪神5-3西武」(21日、甲子園球場)

 自らの左腕で、一塁側へと流れを引き寄せた。1球ごとに歓声が上がるスタンドとは対照的に、クールな阪神・岩崎が淡々とアウトを積み重ねる。崖っぷちに立たされた猛虎がつかんだ勝利。勝利投手になったのは、今週1軍に再昇格したばかりの岩崎だ。

 出番は同点で迎えた七回だ。西武は1番から始まる上位打線。連敗中のチームにとって、ビハインドは許されない。「いつもと同じように、全員先頭のつもりで投げました」。試合後の通路を急ぎながら、殊勲の岩崎は自らの手柄を誇ることなく淡々と振り返った。

 パ・リーグ屈指の好打者、秋山を2球目のスライダーで一ゴロに料理して1死。先制適時打を放っている源田は137キロ直球で三直。重心の低いフォームから白球を解き放ち、一球一球に闘志を込める。わずか4球で2死を奪った左腕は、3番・外崎をフルカウントからのチェンジアップで空振り三振。完璧な投球でスコアボードに0を刻み、今季初勝利を手にした。

 5月上旬にインフルエンザA型を発症し、登録抹消。2軍で過ごす時間が多くなったが、28歳の誕生日となった19日に1軍再昇格を果たした。「これからも高いモチベーションでやっていきたい」と岩崎。やっぱり虎の中継ぎ陣には、頼れる背番号67が欠かせない。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス