マルテ 福留の穴埋めた!今季初クリーンアップで反撃タイムリー&マルチ!

 1回、安打を放ち勢いよく二塁へ滑り込むマルテ
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 「広島7-2阪神」(1日、マツダスタジアム)

 今季初めてクリーンアップに座った阪神のジェフリー・マルテ内野手(27)が、反撃の適時打を含むマルチ安打と気を吐いた。5試合連続安打は来日最長。これまで主軸を担ってきた福留の復帰には少なからずの時間が必要なだけに、ドミニカンのバットにかかる期待は大きい。

 これぞ、助っ人だ。来日後初の3番に座ったマルテだが、打順が変わってもやることは変わらない。劣勢の展開で勝負強さを発揮した一打を含むマルチ安打。「打順は関係なく、自分のやるべきことをやるだけ。ランナーがいたらしっかりかえす」。福留、糸井が不在の中で任された重責を果たし、頼もしさを示した。

 2点ビハインドの六回。1死から連打で一、二塁と得点圏に走者を置いて打席を迎えた。ジョンソンが投じた初球、真ん中に甘く入った146キロの速球に反応。鋭いスイングで捉えた打球は三遊間を破った。二塁から近本が好走塁で生還。相手に傾いていた流れを引き戻し、1点差に詰め寄った。

 「自分としてはいい感じで打席に立てていますし、ポジティブな結果が出ている。そういう意味ではいいと思う。ただ、打てても勝たないと意味がない」

 敗戦に悔しさにじませながらも、来日初の5試合連続安打を記録するなど打撃は徐々に上向きだ。初回2死の第1打席。145キロ直球を振り抜き、左翼線へはじき返した。後続が断たれて得点には結びつかなかったが、10試合ぶりの二塁打で好機を演出した。

 矢野監督は「なんか雰囲気がすごい。見送り方というか、感じとか、すごいいい感じになってきているなというように見えたし。状態は上がってきているんじゃないかな」とさらなる期待を寄せた。

 これまで打線をけん引していた福留が出場選手登録を抹消された。「一球一球、1イニング1イニング全力でやっている。それを続けることが大事」。穴を埋めるために助っ人が打線の軸となり、チームに勝利を呼び込む快音を響かせる。

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