阪神連敗…対広島6連敗で5差 矢野監督は客席のファンと言い合いも

6回、阪神・岩田稔の交代を告げた後、観客からヤジを浴びる?阪神・矢野燿大監督=マツダスタジアム(撮影・高部洋祐)
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 「広島7-2阪神」(1日、マツダスタジアム)

 阪神が広島に月をまたいで連敗を喫し、4カードぶりに負け越しが決まった。対広島戦はこれで6連敗。ゲーム差はこれで5に広がった。

 岩田-ジョンソンの左腕対決で始まった試合は、0-0で迎えた五回に均衡が崩れた。小窪に直球を左翼スタンドに運ばれると、味方の失策と犠打が絡み、1死三塁から投手のジョンソンにも右前適時打を許した。

 さらに六回、1点を返し、1点差で終盤勝負に持ち込みたかったが、その裏だった。先頭のバティスタに完璧な1発を浴び、1死からピンチを招いて石原の犠飛で追加点。効率良く得点を重ねる鯉打線を食い止めることはできず、無念の6回途中降板、5回2/3を7安打4失点で今季初黒星を喫した。

 投手交代時に矢野監督が、珍しくスタンドのファンと言い合いになる場面も。エキサイトした表情で、何度かスタンドに向けて言葉を発した。

 一方、打線は糸井、福留の両翼を欠くオーダー。1番から8番まで、平均年齢25・6歳とフレッシュな打線で攻略を狙ったが、苦しい戦いになった。右ふくらはぎの筋挫傷で抹消された福留に代わり、陽川が「7番・左翼」で昇格即スタメン出場。だが、チャンスを生かすことができず、結果的に3打数無安打に終わった。

 2日の第3戦はガルシアが先発する予定。広島は独走状態の雰囲気が漂ってきた。復調した助っ人左腕で、なんとか連敗を止めたい。

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