大腸がん克服へ 原口が207日ぶりの実戦復帰 力強いスイングで右飛
「ウエスタン、阪神-中日」(8日、鳴尾浜球場)
大腸がんからの完全復活を目指す阪神・原口文仁捕手(27)が、八回に代打で登場。18年10月13日の中日戦(ナゴヤドーム)以来、207日ぶりの実戦に復帰した。
八回1死走者なし。「代打・原口」のアナウンスされると、スタンドから拍手が沸き起こった。1ボールからの2球目、2番手・伊藤準が投じた144キロ直球に反応。力強いスイングで捉え、右中間フェンス際まで打球を運んだが、右翼・藤井の好守に阻まれて右飛となった。
前日7日に2軍全体練習に合流。フリー打撃やキャッチング練習などで汗を流した後、3月7日のトレーニング再開以降では初めて試合前シートノックにも参加した。
原口は、1月24日、開設した公式ツイッターで大腸がんであることを公表(球団も発表)。同月31日に自身のツイッターを更新し、無事に手術が終了したことを報告。2月6日に退院、14日にリハビリをスタートさせてきた。
3月7日からは、鳴尾浜球場でトレーニングを再開。全体メニューからは外れながらも室内でマシン打撃や捕球練習に励み、ファーム本隊が遠征に出ている間の残留練習では、屋外でのフリー打撃やシート形式の打撃練習で調整を進めてきた。今月からは本格的に捕球や送球練習。実戦復帰へ向けて調整を進めてきた。
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