前夜爆発の打線が一転沈黙 わずか1安打…De浜口にプロ初完封許す

8回阪神1死一、二塁、代打・阪神・鳥谷敬は二飛に倒れ顔をしかめて悔しがる=甲子園(撮影・田中太一)
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 「阪神0-2DeNA」(10日、甲子園球場)

 阪神がミス、ミスで好機をつぶし、わずか1安打でDeNAに今季初の完封負けを喫した。DeNA・浜口遙大投手はプロ初完封を飾った。

 前夜、最大5点差を引っ繰り返し、15安打12得点で甲子園開幕戦を逆転勝利で飾った。だが、一夜明け、DeNA先発・浜口の前に苦戦。初回、1死から左前打で出塁した糸原が、浜口のけん制を受ける。判定はセーフだったが、ラミレス監督のリクエストで判定が覆った。

 流れを失うと、三回には先頭の北條が四球で出塁。続く打者は前夜サイクル安打を放っている好調・梅野だったが、ここも浜口のけん制に刺された。先制のチャンスを生かすことができなかった。

 一方、先発の青柳は立ち上がりから粘り強い投球を披露。初回1死から四球と二塁打などで二、三塁のピンチを招いた。だが、筒香を三球三振に仕留めると、続く宮崎は二ゴロに打ち取って無失点。二回は三者凡退に。三、四回と再び得点圏に走者を背負ったが、要所を締めて得点を許さなかった。

 それでも0-0で迎えた五回。先頭の神里にカウント1-1からの3球目、真ん中付近に甘く入った140キロの直球をバックスクリーン右へ運ばれた。痛恨の先制ソロ。それでも最少失点にまとめ、6回6安打1失点。2018年9月23日の巨人戦(甲子園)以来、自己最多タイとなる8奪三振で降板となったが、降板後は「序盤にランナーを背負った状況で、なんとか粘ることができたことは良かったですが、前回同様に先制点を与えてしまったことが悔やまれます」と振り返った。

 八回には3四球で満塁を作ったが、糸原が遊飛に倒れた。あと1本が出なかった。

 11日の第3戦は秋山が今季初先発の予定。右膝のクリーニング手術を経て復活のマウンドになる。右腕の快投で2カード連続の勝ち越しを手にしたい。

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