梅野 ド根性ヘッドスライディング 骨折もフル出場!連敗も投壊も止めた!

 「広島2-3阪神」(5日、マツダスタジアム)

 万全ではない。それでも出るとなれば手は抜かない。「チームが勝つことで、何とか流れを変えたかった」。左足薬指を骨折している中、1軍に合流したばかりの阪神・梅野隆太郎捕手が「8番・捕手」でスタメン出場し、チームの連敗ストップに貢献。やはり扇の要がよく似合う。

 手負いの状態でもでき得る限りのことはする。「ランディの我慢のピッチングが報われてよかった」。巧みなリードで広島打線をかわし、メッセンジャーの日米通算100勝をアシストした。打席では四回1死満塁から二ゴロ併殺に倒れたが、懸命のヘッドスライディングで闘志を前面に出せば、九回に中前打。攻守両面でチームをけん引した。

 明るさは失われていない。2日・巨人戦での走塁で負傷。翌3日に1軍本隊から離れ、鳴尾浜での調整を経てこの日、広島に駆けつけた。「大丈夫じゃなかったら広島に来てない」。患部はテーピングで固められている。それでも浮かべた笑顔に意地を見る。

 痛みを覚えながら、敵地での白星をかみしめる。試合中には左足を引きずるような場面も。それでも弱音は吐かない。「来てよかった?もちろん。気持ちが大事。勝てばファンも喜ぶ」。頼りになる正妻が猛虎を勝利へ導いていく。

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