ドラ1・近本目指す能見さん 大阪ガス先輩背中追って40歳現役や

自ら色付けしたシーサーを手にポーズを決める(左から)木浪、近本、斎藤(撮影・高部洋祐)
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 「阪神春季キャンプ」(4日、宜野座)

 阪神のドラフト1位・近本光司外野手(24)=大阪ガス=が、能見篤史投手(39)を目標に、40歳現役の誓いを立てた。同3位の木浪聖也内野手(24)、4位の斎藤友貴哉投手(24)=いずれもホンダ=とキャンプ初めての休日を利用して、沖縄県宜野座村の「道の駅 ぎのざ」でシーサーの色付けを体験。同施設に飾られる先輩左腕の写真を見て、“能見ロード”を歩む覚悟を示した。

 33枚ある写真を眺めながら、近本は“先輩”の前で歩みを止めた。キャンプ初休日。昨年リニューアルされた「道の駅 ぎのざ」には、タイガースグッズなどの展示施設がある。壁にはリーグ優勝した03年の胴上げなど、過去の名シーンが写真でズラリ。一番印象に残った1枚を問われると迷いなく答えた。

 「能見さんですね。黒いユニホームも渋い。大阪ガスに入った時から、能見さんのようにプロに入って、長く現役を続けたいと思っていたので」

 ポジションの違いはあるが、背中を追い掛け続けてきた大先輩。再び同じユニホームに袖を通し、憧れの思いが増す。詳細は伏せたが、第1クール中にも話す機会があったという。24歳の近本は目標まで16年、第一線で活躍し続けなければならない。「想像?できないですね」と笑う。

 ただ、明確なのは1年目の活躍が、今後を大きく左右することだ。「1年、1年が勝負になる。先のことを見据えるのも大事ですが今年、結果を残して。また、次の年に活躍できるように」。有言実行するべく、色付け体験後は疲れを取るため、有酸素運動で汗を流した。第2クールに向けて準備は怠らない。

 シーサーは金色をベースに赤色で装飾。木浪から「野球と同じでセンスがある」と絶賛された。つかの間の休息を経て、次クールでは実戦が入ってくる。近本も気を引き締めた。「長所の足を生かしたプレーでアピールしたい」。まずは7日の紅白戦。開幕センター、40歳現役に向け、生存競争は激しさを増す。

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