藤浪「ガッツリ、ダウンでした」 4年ぶりに1億円割る 3年連続減額更改

契約更改を終え、会見する阪神・藤浪晋太郎=阪神球団事務所(撮影・田中太一)
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 阪神の藤浪晋太郎投手(24)が11日、兵庫・西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸1億2000万円から、3600万減の8400万円でサインした。これで3年連続のダウン更改。2015年の年俸8500万円以来、4年ぶりに1億円の大台を割った。(金額は推定)

 「ガッツリ、ダウンでした。でもそれは当然かな、と。プロ野球は活躍すれば上がるし、しなければ下がるものだと思っているので」。

 苦しい1年だった。金本知憲監督(50)が就任した16年シーズンから、先発の柱として期待され続けてきた。同年は7勝、昨季は3勝。それでも今季、開幕2戦目を任された。前半戦は不調だったが、指揮官は後半戦のキーマンにも指名。終盤の4戦で3勝をするなど復調した姿を見せた。結果的に13試合の登板で5勝3敗。終盤の手応えを来季の自信にしたい。

 金本監督は今季限りで退任。10月11日の辞任会見でも、「藤浪が完封してくれて。こっちがワクワクしてね」と、復調気配を喜んでいた。

 ただ、結果として15年シーズンの14勝を最後に7勝、3勝、5勝と成績が下降。同時に16年の最高年俸1億7000万円から、17年の1000万減、18年の4000万減に続き、3600万減と3年連続のダウン更改となった。FAで西勇輝投手(28)が加入し、才木浩人投手(20)、浜地真澄投手(20)といった20代前半の投手が台頭。ローテーションを巡る激しい争いも予想され、プロ7年目の来季は勝負の1年にもなる。

 来季の目標については「やっぱりイニングとして大きく持っておきたい。180から200イニング。規定と言ってしまったら、そこで満足してしまう。170、80、90、200と大きくしていきたい」と藤浪。3年分の悔しさは2019年にぶつける。

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