ドラ1近本は「2番・中堅」矢野監督明かした起用構想 外野競争超激化

 阪神・矢野燿大監督(49)が26日、ドラフト1位で指名した近本光司外野手(23)=大阪ガス=の、「2番・中堅」での起用構想を明かした。2番には足の速い左打者をイメージしているため、描く理想のオーダーに当てはまるルーキーだ。

 「タイプ的には1、2番のように思うけど。自分の理想なんだけど、2番は左がいい。足が速いヤツがいいのよ。そういう部分にも合うなという気はするし。(ポジションは)センターになると思うけどね」

 近本への大きな期待を口にする中で、自然と打順の構想も飛び出した。監督就任会見で、1つの理想に掲げたのは18年ぶりのリーグ優勝を果たした2003年のチーム。当時、2番には快足を武器とした左打ちの赤星がいた。そこに近本を重ね合わせる。

 「だから、本人も赤星というのは意識の中にあると思う。そうなってくれたら、本当にチームにとって大きな力になるからね」

 即戦力として計算するところもあり、だからこそ理想のオーダーに名前を組み込む。ただ、当然現段階で「当確ランプ」をともすことはない。近本の加入で激化するのが外野手の定位置争いだ。

 「高山も江越も中谷も、板山とかも(伊藤)隼太も、外野手はいま、島田もか。いっぱいおるからな」と矢野監督。足のある左打ちに限ると島田が同タイプとなるが、外野手という枠組みで見れば、福留や糸井が両翼に控える中で、1つのポジションを奪い合う形となってくる。

 「そういう中で刺激になって、本当にチーム全体としてグッとまた、上がる可能性を持っていると思うからね。そういう相乗効果も期待したい」。近本の加入がもたらすプラスアルファが、チーム全体のレベルアップにもつながってくる。

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