金本監督「全部勝ちにいく」虎投総動員!逆転CSへ残り14戦…短期決戦モード

 阪神の金本知憲監督(50)が26日、残り14試合を短期決戦モードに切り替え、一戦必勝を狙う考えを明かした。「全部、勝ちにいく」。現状、雨天中止の振り替え試合は10日が有力。ダブルヘッダー案などもあるが、試合未消化のまま順位決定となる危機にある。今後の雨予想なども踏まえ、早めに順位を上げるべく連戦、連勝でCS進出圏を狙う。

 午後3時55分。早々と雨天中止が決まった。断続的に激しく降る雨。金本監督も笑うしかなかった。「天気はしょうがないじゃん」。今季、悩まされ続けた雨、雨、雨。中止は19回目だ。この異常事態にともなって、過去例を見ない“敵”との戦いを強いられる。

 CSファーストS開催は13日。セ・リーグのアグリーメントで、順位の決定は11日までとされている。この試合の振り替えは10日が有力。これで阪神の“空き日”は、実質1日しかなくなった。残る14試合のうち、屋外球場で12試合。今後も悪天候などで、ずれ込む可能性は十分にある。

 最悪の場合、未消化のまま順位決定する可能性も出てくる。そのため、現状5位の阪神は1日でも早く、CS進出圏に上がることが急務。指揮官は「もちろん、もちろん。全部勝ちにいっていますからね。必死で」と、一戦必勝態勢で臨む考えを明かす。27日のDeNA戦は岩田をスライドさせず、メッセンジャーが登板予定。エースをフル回転させる。

 「やりくりは特にリリーフやわね。少々負けていてもドリスとか、勝ちパターンをいったりね。ビハインドでも、いってもらうこともある」。登板間隔や試合展開などにもよるが、接戦が続くようなら出し惜しみはしない。桑原、能見、ドリスに、先発から新たに加わった才木ら、方程式をつぎ込む考えだ。

 逆転CS出場に向けて、高校野球のトーナメントに似た心境か。14連戦に向けた思いを明かす。「短期決戦?ずっとその気持ちでいますよ」。手負いの福留や糸井についても「基本的には全部、行ってもらいたいね」と全戦出場を願っている。3位のDeNA、巨人とは2・5差。ベテラン野手2人に加え、投手陣も総動員で一戦一戦を勝ち取りに行く。

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