阪神、広島に4年連続負け越し 借金再び11

 8回の攻撃を終え、選手交代を告げる金本監督(中央)=撮影・北村雅宏
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 「広島7-3阪神」(21日、マツダスタジアム)

 阪神が広島に逆転負けを喫した。これで対広島戦は2015年から4年連続の負け越しが決定。痛恨敗戦で借金は再び11に膨らんだ。

 2戦連続で大粒の雨が降る中、試合は阪神が先制した。三回だ。2士一、三塁で、打席に好調の大山。2-1から4球目、内に沈むシュートを狙った。鋭い打球が三塁線を破り、まずは先制点を奪った。

 さらに糸井の四球を挟み、満塁で陽川。2-2から5球目。真ん中低めのチェンジアップに食らい付いた。すくい上げた打球は左前でポトリ。一気に2者が生還し、この回3点を奪った。2戦連続適時打&打点。「追い込まれていたのでコンパクトにスイングしにいきました。先制直後で1点でも2点でも欲しい場面だったので、追加点が取れて良かったです」と振り返った。

 だが、五回だった。先発の小野が制球を乱し、2四球などで無死満塁のピンチを招く。右犠飛と遊ゴロの間に1点ずつを失った。それでも1点のリードを守り、6四球を与えながらも6回4安打2失点で降板。バトンをつないだが、七回だった。代わった能見が2死から連続四球。代わった桑原が鈴木に左前適時打を浴び、同点を許した。

 さらに松山の遊ゴロを遊撃・植田がトンネル。結果的にこれが決勝点となり、痛恨の形で勝ち越しを許した。八回にも望月が3点を失うと、反撃する力は残っていなかった。能見が中継ぎ転向後、初黒星で3敗目(3勝)。これで3位・巨人とは1・5ゲーム差。残り17試合。逆転CS出場に向けて負けられない戦いが続く。

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