阪神、今季8度目の完封負け 秋山がリーグワースト10敗目 打線はわずか2安打

8回ベンチで険しい表情の金本監督。左は左飛に倒れた代打福留=東京ドーム(撮影・堀内翔)
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 「巨人2-0阪神」(24日、東京ドーム)

 阪神が今季8度目の完封負け。連敗で借金は再び6に膨らんだ。先発の秋山が5回7安打2失点で黒星。リーグワーストの10敗目を記録した。

 巨人の先発は左腕・メルセデス。阪神は糸原、福留がスタメンを外れ、3番・大山、5番・ロサリオ、6番・中谷など、右打者を並べて攻略を狙った。だが、初回からハイテンポの投球にリズムを崩され、凡打のヤマを築く。五回まで無安打で、わずか2四球に抑えられた。

 チーム初安打は六回、代打で登場したナバーロ。初球、外角の直球を中前に運んだ。助っ人は前回7月18日の対戦(甲子園)で、3打数2安打と結果を残していた。さらにメルセデスはこの日の登板前まで、右打者の被打率・186に対して、左打者には同・333。当然、各選手の状態や相性を踏まえた上での起用とみられるが、結果的にはデータ通りに裏目となった。

 先発の秋山は二回、先頭・岡本に与えた四球から、1死満塁のピンチを招く。続く山本に押し出し四球を与え、先制点を失った。昨年、5月30日のロッテ戦で押し出し死球はあるが、押し出し四球はプロ入り後初めてだった。さらに四回には2死から山本に右前打、続くメルセデスに左中間を破られ、痛恨の形で2点目を献上した。

 「四球が絡んで先制点を与えてしまい、球数が多くなって短いイニングでの降板となってしまいました。自分の役割を果たすことができず、チームに申し訳ないです」。5回で111球を要する投球内容。6月7日のオリックス戦(甲子園)以降、登板7戦続けて白星から遠ざかっている。

 これでチームは今季、対巨人戦7勝12敗と大きく負け越している。

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