藤浪、21日に2軍戦先発 後輩「桐蔭から刺激」
2軍調整中の阪神・藤浪晋太郎投手(24)が20日、他の2軍選手らと西日本豪雨で被害を受けた倉敷市真備町の避難所を訪問。21日のウエスタン・広島戦(倉敷)に先発予定の右腕は、被災しても前向きに頑張る人々と過ごした時間と、夏の甲子園大会で決勝進出を決めた母校・大阪桐蔭の後輩たちの活躍を励みに、マウンド上での力に変えていく。
「ちょっとでも笑顔になれるお手伝いができたかなと」。避難所生活を強いられるファンと交流しながら、藤浪が改めてマウンドへの思いを強くした。
後輩たちにも負けられない。「桐蔭からは毎年、刺激をもらっていますし後輩たちも頑張ってくれている。自分もしっかり頑張りたい」。史上初となる2度目の春夏連覇をかけて21日の決勝を戦う母校も励みとなる。
1軍復帰を目指す藤浪に矢野2軍監督は「桐蔭の時はいい顔をしてやっていた」と原点回帰を勧める。さらに「フォアボールも出すって。その後を抑えたらいい」と助言。この日のかけがえのない時間と後輩の勇姿を、自身の成長へとつなげる。
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