“代打の神様”伊藤隼が逆転２点適時打「食らいついた」
「ヤクルト－阪神」（２９日、神宮球場）
阪神・伊藤隼太外野手（２９）が、値千金の逆転適時二塁打を放った。
ヤクルトに逆転を許した直後の六回だった。猛虎が誇る“代打の神様”が、再び勢いづけた。先頭の陽川が、三塁・川端の悪送球で出塁。俊介が犠打を決め、北條が内野安打で後続へと続けた。この日本塁打を放っている原口は５－４－３の併殺に倒れたかと思いきや、リクエストで判定が覆り、２死一、三塁で再開。ここで、代打・伊藤隼がコールされた。
４球目の暴投で、２死二、三塁と好機を広げ、フルカウントからの７球目だった。１３９キロの低めのフォークをすくい上げると、左翼ライン際へとポトリと落ちる適時二塁打。「逆転のチャンスで、追い込まれた後もなんとか食らいついていきました。きれいなヒットではありませんでしたが、レフトの前に落ちてくれてよかったです」と振り返り、阪神は再び逆転に成功した。
伊藤隼はこの試合を含めず、今季の代打成績は２６打数６安打。打率・２３１で４打点だった。
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