岩貞“吉兆スライド”で9日先発へ「切り替えて」 雨天中止の次試合は6戦6勝

 阪神の岩貞祐太投手(26)が8日、先発予定だったロッテ戦(甲子園)が雨天中止となったため、9日の同戦にスライドで先発する。マウンド上で試合開始直前の投球練習までしながらのスライド登板は異例だが、それだけ信頼されている証しでもある。今季6度の雨天中止の次試合は6戦6勝という吉兆のマウンドに上がる。

 思わぬ雨天中止で水を差されても、やるべきことは変わらない。マウンドで試合開始直前の投球練習を行っていた矢先、グラウンドを強い雨が打ちつけた。中止が決定する前には小野と発表された8日の先発は中止後、岩貞に変更。スライド登板が決まった。

 「こればっかりは仕方ないので、切り替えていくしかないと思います」

 プレーボール寸前まで進めた準備。再調整の難しさから、本来なら少し登板間隔を空けて登板に臨むことが多いが、交流戦明けの起用も考えた上で翌日の登板を託された。

 交流戦で過去に1度対戦のあるロッテ。15年6月4日の同戦では、七回途中5安打無失点で勝利した。「パ・リーグは前でボールを捉えてくる打者が多い」と分析。懐を攻める強気の投球でロッテ打線に臨む構えだ。

 前回1日の西武戦では援護に恵まれず、8回2失点で敗れはしたが、好投した。ここまで6試合に登板し3勝2敗で防御率は1・66という数字を残している。気持ちを切り替え、仕切り直しでマウンドに上がる。

 雨天中止で9日からは9連戦となる。香田投手コーチは「先発の頭数はそろっているので、想定していた。大丈夫、大丈夫。先発が1イニングでも多く投げて、力を合わせて投げてもらえたら」と投手陣が一丸となり、総力戦で戦うことを示した。

 チームは雨天中止の次試合で6戦6勝と勝率100%。「しっかり気持ちを入れて、任された試合を投げていきたい」。吉兆のマウンドで白星をつかみ取る。

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