阪神、秋交流戦でV決定あるかも 雨中止7戦目…残り3戦中止なら振り替え試合も

 秋の交流戦でリーグVが決まる!?8日の阪神-ロッテ戦(甲子園)は雨天中止。阪神が今後の交流戦であと3試合以上中止となった場合、振り替え試合が9、10月に組み込まれる可能性のあることが8日、分かった。雨天中止分が秋口に組まれれば、交流戦がリーグ優勝やクライマックスシリーズ(CS)進出を決める試合となる事態も起こりえる。

 NPB史上では前例のない“非常事態”になる可能性が猛虎に浮上した。この日のロッテ戦雨天中止を受け、阪神球団関係者は「(振り替え試合で)ダブルヘッダーになる可能性は低い。9、10月の(日程の)空いた所に。交流戦の優勝(勝率1位)が関与しない試合を後(の日程に)に回す可能性もある」と説明。その時期にリーグVやCS争いを展開している状況であれば9、10月に組み込まれることもある交流戦の振り替え試合で優勝やCS進出が決める事態になり得る。

 交流戦をあと3試合以上雨で流せば、シーズン終盤に組まれる事態が起こりえる。具体的なスケジュールは、他球団の雨天中止試合数などを勘案しながら固まっていく方向。交流戦優勝圏内のチームが優先されていくだけに現在、下位に沈んでいる阪神は“後回し”となることも避けられない。

 恵みの雨としたい。交流戦では6日・オリックス戦(甲子園)も雨天中止。レギュラーシーズンを含めれば既に7試合を雨で流している状況だ。シーズンでのタイトな日程を強いられることになる。

 試合前から聖地に降り注ぐ強い雨。この日は、プレーボールの約5分前から一気に土砂降りとなり国歌斉唱も取りやめとなった。

 一度はマウンド周辺やホーム、バッターボックスにシートがかけられ試合開始の可能性も探られた。金本監督とロッテ・井口監督のメンバー交換もされ、球審からのプレーボールを待つだけとなったところで雨脚はさらに増して雨天中止が決定した。

 いたずらな天気が、どのような影響をもたらすか。毎年、梅雨の時期と重なって繰り広げられる交流戦。既にDeNAも2試合を雨天中止にしている。雨ニモマケズ、日程ニモマケズ勝ち抜いていくしかない。

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