交流戦6敗目 メッセンジャーが5年ぶりの連続被弾でオリックスに惜敗

 5回、メッセンジャーは吉田正に同点ソロを許す(撮影・山口登)
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 「交流戦、阪神2-3オリックス」(5日、甲子園球場)

 阪神がオリックスに惜敗し、連敗を喫した。交流戦はこれで1勝6敗。本拠・甲子園では4連敗と、鬼門の戦いで波に乗れない。

 試合は初回、先発のメッセンジャーが先制を許した。1死から福田に右前打を許すなどして2死一、二塁のピンチ。小谷野に左翼線を破る適時二塁打を浴びた。

 さらに、味方打線が逆転した直後の五回には、連続本塁打を被弾して逆転を許す。2死から吉田正に右翼席への9号同点ソロ、マレーロには左翼席へ10号勝ち越しソロを浴びた。連続被弾は2013年8月20日・DeNA戦(横浜)の三回、モーガン、後藤に許して以来5年ぶり2回目。雨が降る中での聖地のマウンドで時折、制球が高めに浮くなど悔いの残る104球となった。

 打線は1点差で迎えた四回、糸原、福留、糸井の3連打で2点を奪い、一時勝ち越しに成功した。だが、再度逆転された五回の攻撃では、1死三塁から北條がセーフティースクイズを決められず(記録は投手の失策)、続く一、三塁でも植田が空振り三振、糸原が左飛に倒れ、同点機を逃した。

 それでも、1点差の七回には中継ぎに配置転換され、この日昇格したばかりの能見が登板。1イニングを無安打無失点に抑えた。中継ぎでの登板は2016年9月30日の巨人戦以来だが、本格的なリリーフ転向はローテに定着する前の2008年以来。現在、高橋聡が左肩のコンディショニング不良で離脱。中継ぎ左腕は岩崎だけで、経験豊富なベテランが重要な役割を担う。

 今季の1点差負けは5度目。接戦でなかなか勝ちきれない状況が続く。借金は再びワーストタイの3となった。6日は秋山が先発予定。まずは連敗を止めたいところだ。

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