メッセンジャーで仕切り直し 1勝5敗…大苦戦交流戦

 阪神のランディ・メッセンジャー投手(36)が4日、関西ダービー初戦となる5日のオリックス戦先発へ向けて、甲子園での投手指名練習で調整した。昨季は6月8日の同戦で5回2/3を投げて2失点で勝利。今季は開幕から好調を維持し、リーグトップの防御率1・95、同2位の7勝を誇る右腕が、エースとして長いイニングを投げ、チームに流れを呼び込む。

 額に大粒の汗が流れ落ちる。真夏のような強い日差しの中、メッセンジャーはキャッチボールやダッシュ、フィールディング練習などで最終調整した。6連戦、そしてオリックスとの関西ダービーの初戦を託されたエース。目の前の一戦に集中し、ベストパフォーマンスを発揮するための準備を整えた。

 「シリーズの頭として、できるだけ長いイニングを投げて、チームを勝ちに導けるようなピッチングをしたいと思っているよ」

 昨季は、1勝1敗で迎えた6月8日の同戦に登板し5回2/3を2失点で勝利し、2年連続のカード勝ち越し。3月23日のオープン戦では6回3失点で敗戦したが、一切不安はない。「打線も変わってきていると思うので、あまり意識しない。手にバットを持っている以上は誰でも攻撃してくるのが野手なので、自分の投球を心掛けたい」と平常心を貫く。

 開幕から好調を維持する。防御率1・95はリーグトップで、7勝は同2位。10試合のうち9試合がクオリティースタート(6回以上、自責点3以内)と安定感は抜群だ。「クオリティースタートを達成したら先発としての仕事ができたという証し。成し遂げたいというものはある」と自らに目標を設定して登板に臨んでいる。

 チームは交流戦開幕からソフトバンク、西武と対戦して1勝5敗と苦戦を強いられている。V奪回へはここからの巻き返しが欠かせない。右腕が浮上のきっかけとなり、一気に勢いに乗せる。

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