阪神のウィリン・ロサリオ内野手（２９）が２日、ゴールデンウイーク中にプレーで子供ファンを喜ばせることへ意欲を示した。３日のＤｅＮＡ戦と４日からの中日３連戦の舞台は甲子園。５日のこどもの日を含め、大勢の集客が見込まれるだけに爽快な打撃をプレゼントする。

　黄金週間に組まれた聖地での連戦。「日本の子供たちに良いプレーを見せられるように全力で頑張るよ」。子供ファンを思うロサリオのテンションが自然と高まっていく。

　連勝街道の鍵を握るのは助っ人だ。３日のＤｅＮＡ先発は東。次カードの中日戦も４日は小笠原、５日がガルシアと左腕との対決が続く。左投手との対戦打率は糸井が・５００、糸原は・４６７と好数字を残す。

　“左キラー”が居並ぶ中、金本監督は「キーマンはやっぱりロサリオじゃないかな」と期待を寄せる。対左投手は打率・２６７だが「４月はずっと悪かったけど、いい日の割合が増えてきているから」と確かな兆しも感じ取っている。

　真摯（しんし）な姿勢は変わらない。この日の室内練習場では平野打撃コーチに軸足を抑えられながらティー打撃を行うなど、聖地での４連戦に照準を定めた。

　“甲子園初弾”も待ち遠しい。今季２本塁打はいずれもビジターで放ったもの。猛虎の４番がそのバットで黄金週間を熱くする。