糸井 初回初球打ち先制打 前日の勢いそのまま2安打2打点
「阪神7-1DeNA」(1日、甲子園球場)
いやなイメージを己のバットで吹き飛ばした。糸井が先制適時打を含む2安打2打点をマーク。打線に火をつけ、天敵・今永攻略に大きく貢献した。
初回、上本が二塁打を放ち、植田が送って1死三塁の好機が作られた。ここで打席に入ったのは背番号7。初球のカーブは外寄り低めと簡単な球ではなかったが、「ランナー三塁やったんで、取りあえずフライを」と逆方向へ持っていき鮮やかに左中間を破った。
2018年版ウル虎ユニホームのお披露目試合だった。「脇腹を痛めたんで、あんまりいい思い出がないですけど」。昨年「ウル虎の夏」が開催された7月17日の広島戦(甲子園)で五回に右脇腹を痛めた。筋挫傷と診断され、1カ月間の戦線離脱を余儀なくされた。
そんな苦々しい記憶を払しょくし「今日は打ててよかったです」。流れるような初回の攻撃に「先制してから3点入ったんで、いい攻撃ができました」と超人も納得の表情だ。四回2死一、三塁でも二塁への適時内野安打で6点目を奪い、昨季チームが何度も苦しめられた今永をノックアウトした。
開幕してから安定した活躍を続ける糸井。打線に勢いをもたらし、チームを勝利へといざなう。
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