梅野先制弾も1球反省「悔いが残る1球だった」
「広島5-2阪神」(29日、マツダスタジアム)
手に残る好感触よりも、目の前で放たれたアーチに悔しさをにじませた。試合終了後、冷静に試合を振り返った阪神・梅野隆太郎捕手(26)。相手に流れを渡すこととなった1球を反省した。
会心の一撃は三回。初球、真ん中高めの直球を強引に引っ張った。ライナー性の打球は左翼フェンスを越える先制2号ソロ。4月1日・巨人戦以来、そして同期入団の大瀬良からはルーキーイヤーの2014年7月8日以来となる一発となった。五回1死走者なしからは中前打で出塁し、今季初のマルチ安打を記録。二盗も決めた。
「ホームランはいいです。(リードの面で)接戦の中で一発がある場面。あそこ(六回)での1球は悔いが残る1球だった」
守備の要として、打つことよりも打たれたことにじくじたる思いがある。2-2となった直後の六回。バティスタにフルカウントからの内角直球を捉えられ、勝ち越しの本塁打を被弾。七回にも一発で2点を奪われた。
打撃面で存在感を発揮しても負ければ悔いが残る。連敗脱出へ。女房役として攻守にフル回転するだけだ。
関連ニュース



