阪神が「タイガースアカデミー」開校 野球人口減少に危機感 幼児小学生対象

 阪神は18日、西宮市内の球団事務所で会見を行い、今年4月から幼児・小学生を対象とした野球教室「タイガースアカデミー」を開校すると発表した。特別顧問には和田豊TA(テクニカルアドバイザー)が就任し、コーチとして上園、柴田、鶴のOB3人が指導に当たる。

 近年は趣味の多様化で野球人口が減少しており、幼少期から野球との接点を持つことで競技人口の底辺拡大を目指す。阪神間の5地区で毎週、ベースボールスクールが実施される予定で、定員は各地区、各コースごとに30人。また同時にダンスアカデミーも設立し、主催試合での発表会に向けて通年型のダンススクールを行う。

 揚塩球団社長は「野球競技者の減少が叫ばれて久しい。一定の年齢になればバットとボールに触れる環境ではなくなってきた。従来以上に、野球振興に力を入れていきたい。野球を始めるための入り口を作り、野球との接点を作って将来のファン育成も考えて行きたい」と語った。

 和田TAは「意気込みとしては球界への恩返し、プロ野球OBとして危機感をすごく持っている。野球人口の減少に歯止めが効かない減少が起こっている」と明かし、例年、出身地の千葉県で行っている野球大会では年々、チーム数、参加者数が減少しているという。

 場所についても「学校でもキャッチボールをできる場所がないということを聞いています」と明かし、「野球への接点を提供する場所にしたい。指導者も若いですし、子供たちと一緒に我々も成長していくようなアカデミーにしたい」と力を込めた。

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