ドラフト2位・高橋遥、イメチェンで闘魂投法見せる!おとなしい君からアニマル化へ

 阪神のドラフト2位・高橋遥人投手(22)=亜大=が4日、静岡市の母校・常葉学園橘野球部グラウンドで自主トレを公開した。プロで活躍するために大学4年時から始めた自己改革をさらに進めていく考えで、おとなしい自分から脱却し、気持ちを前面に出した投球スタイルで臨むことを宣言。“ニュー遥人”となって1軍のマウンドで躍動してみせる。

 殻をぶち破る。高橋遥が“イメチェン”を図る。「大学入って思ったのは、前面的に気持ちを出す人の方が、守っている人たちも『打ってやろう』と思うじゃないですか」。おとなしかった自分に別れを告げて、プロのマウンドで雄たけびを上げる。

 変わろうと思ったきっかけは、亜大の同級生で、巨人からドラフト4位指名された北村拓己主将の言葉だった。昨年の春、「何でもっと(気持ちを)出さんの。守っている方も絶対そういうのはほしいと思うし、お前が守っててもそう思うだろ」と叱咤(しった)激励された。

 この言葉がグサリと胸に突き刺さり、「確かにそうだな」と気づかされた。ただ自分でも「小、中、高の時は、普段はあんまり言わないけど、野球になったら変わるのがかっこいいなと思っていた」という。今までの自分からの脱却-。練習の時からあえてアピールすることはしないが、プロの世界でも「マウンドの時にしっかり出せるように」と、戦う姿勢をむき出しにする考えだ。

 自分を出すことが得意ではない。しかし決して暗い性格ではない。この日、高橋遥の練習を手伝いに来ていた常葉学園橘の下山秀樹元コーチは「天然系で愛される性格。関西のノリに合うんじゃないかと思っています」と太鼓判を押す。不思議な雰囲気を漂わせる人間性も魅力の一つだ。

 今年一年の目標として、「まずは1日でも早く1軍のマウンドに立てるように」と力を込めた高橋遥。1月上旬に始まる新人合同自主トレから「仲良しこよしじゃなくて、競い合っていきたい」と同期と切磋琢磨(せっさたくま)していく。

 この日はキャッチボールなどで汗を流し、年末年始は自宅近くの梶原山で“登山トレ”を敢行した。あふれる闘志を前面に出し、即戦力左腕がルーキーイヤーを戦い抜く。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス