今季限りで現役を引退した安藤優也氏（３９）が２３日、西宮市内の球団事務所で、阪神ファーム育成コーチ就任の会見を行った。

　【以下、一問一答】。

　－コーチに就任。率直な気持ちは。

　「初めてのことなので、多少の不安はありますけど。タイガースのユニホームが着られるので、楽しみな部分が多い」

　－具体的な楽しみは。

　「またタイガースのユニホームが着られて、若手と一緒に野球ができることがうれしいですね」

　－監督からの要望は。

　「監督からは『厳しくしてくれ』、という話はありました。なので、厳しくしていこうかなと思います」

　－指導者としての理想像は。

　「まだ初めてなので。理想というのは、正直分からないですけど。これから勉強していって、自分の理想を探していきたいです」

　－選手と年齢も近い。

　「今年、ずっとファームで若手と一緒にやって、性格とか、投げるボールは分かっている。その辺はすごく入っていきやすいかなと思います」

　－どんな投手を育てていか。

　「今年１年見ていて、ブルペンですごくいい球を投げる投手が多いんですが。その球を実戦で投げられるように、試合で出せるように指導をしていきたいと思います」

　－心の面も必要。

　「技術、プラス心、精神的な面がかなり重要になってくる。精神的な部分もいろいろ教えていきたいと思います」

　－先発、リリーフでも活躍した。全体を見て感じる課題とは。

　「今年に限って言えば、リリーフは１２球団でもトップクラスの力があると思います。課題は先発投手陣かなと思います」

　－先発できる投手がどんどん出てきてほしい。

　「先発、長いイニングを投げる投手がでてきてほしいです」

　－名前を挙げるとすれば。

　「全員です」

　－特に伝えていきたい、テーマとは。

　「僕も４０歳まで現役をやりましたけど、現役生活はあっという間。それを伝えて、時間を大切に。自分の野球道を突き詰めてほしい」

　－あらためて最後に意気込みを。

　「初めてなので、いろいろ勉強していきながら。僕も若手と一緒に成長できたらいいなと思います」