金本監督、中谷にマンツー指導 CS直前フォーム修正、豪快柵越えで応えた!

 阪神・金本知憲監督(49)が8日、甲子園で行われた全体練習で、中谷将大外野手(24)にマンツーマン指導を行った。中谷、高山、大山の3人による居残り特打の最中に、身ぶり手ぶりを交えてアドバイスを送った。

 「(中谷は良くなったかと問われて)うーん…まだ、まだ。バッティングは時間がかかるんですよ。根気が必要なんです」

 この日は自らスイングの形を示しながら、何度も中谷に語りかけ、打撃フォームの修正を施した。ここまで中谷はチームトップの20本塁打を記録。ただ、金本監督は以前から「もっと打てると思う」と潜在能力を評価している。より高いレベルを見据え、継続して練習に取り組むことが必要だからこそ、指導にも熱がこもった。

 一朝一夕で成果が出てくるものではないとはいえ、時折、中谷も豪快な柵越えを披露して応えた。将来を考えた指導とはいえ、チームとしては大事なCSを控えているタイミング。この日のアドバイスがきっかけとなり、CSでの活躍にもつながれば大きい。

 中谷は「(指導に関して問われ)はい、そうです。頑張ります」と短い言葉に力をこめた。指揮官からの言葉には、結果で応えていく。

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