岩田は鯉斬った!6回1/3を無失点も白星スルリ「仕方ない」

 「広島4-3阪神」(6日、マツダスタジアム)

 粘りの投球も報われなかった。6回1/3を4安打無失点。勝利投手の権利を得てマウンドを降りた阪神・岩田だったが、3番手・マテオがつかまり同点に。今季7度目の登板で初めての無失点投球。強力広島打線を封じ込めた。

 立ち上がりから低めを丁寧に突いた。走者を背負いながらも得点は与えない。それでもチームがサヨナラ負けを喫し「仕方ないです」と、試合後は言葉少なに振り返った。

 七回のマウンドにも上がり、先頭を打ち取ったところで降板。球数も92球と余力を残していたようにも見えた。香田投手コーチは交代の意図について「いいところで代えてあげたかった」と説明。投球自体については「ナイスピッチングでした」と称えた。

 天敵だった鯉打線。今季も2度対戦して勝敗付かず。2014年7月8日以来、白星を挙げられていない。15年には6戦4敗、16年は登板機会はなし。3年ぶりの鯉斬りに近づいたが、あと一歩のところで手の中からこぼれ落ちた。

 ロースコアで緊迫した展開の中、スコアボードに「0」を並べ続けた左腕。シーズン終盤で経験豊富なベテランが底力を発揮した。残り少ない戦いだが、心強い。次戦以降もチームに勝機を与える。

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