4番・大山で鯉撃つ 金本監督、3番・福留と相乗効果期待

 阪神・金本知憲監督(49)が4日、5日からの広島戦(マツダ)に向けて広島へ移動。首位を相手にした勝負の3連戦でも、大山悠輔内野手(22)を4番で起用することを示唆した。優勝を狙う上で負けられない重要な3試合となるが、成長著しいルーキーを信頼し、起用していく。 大一番での阪神の4番を新人に任せるのは…というような発想はない。この数試合の結果と、打線の流れも考え、軸に大山を据える。金本監督は、前後の打者との関係性も踏まえて、5日からの広島戦での「4番・大山」について口を開いた。

 「(状態次第で大山の4番は今後もかと問われ)孝介は3番が合ってる気がするからね。中谷でもいいんだけど、好不調の波が激しいし」

 大山は、初めて4番に入った1日の中日戦でいきなり適時二塁打を記録し、2日にはソロ弾も放った。3日の同戦こそ無安打に終わったが、今のチーム構成を考えた時に、大山を4番に置くことで、「3番・福留」のプラス面も生まれてくる。

 片岡打撃コーチは「(福留は4番では)初回で三者凡退で(終わると)、守りにいってからまた(次の回に)打席に向かうとリズムが取りづらい部分があるんじゃないかな」と話す。今年は3、4、5番で打ってきた中、19試合出場の3番が、73打数21安打6本塁打22打点で打率・288と、最も良い数字を残している。

 また、同コーチは大山に関して「今は本人の状態もいいし」と話した上で、「(残り試合は)状態のいい選手を使っていく」と話した。状態さえ落ちなければ、残り試合も継続して起用していく。この日の野手陣は指名練習などもなかった中、他の選手らと同様に広島に移動した大山は「がんばります」と短い言葉に力を込めた。

 優勝を狙う上での勝負の3連戦。5日の初戦は坂井オーナーも視察に訪れる予定だ。3連戦3連勝へ「選手が、それはそう思ってくれてるでしょう。おれらが思ってもね」と金本監督。若い力、中堅の意地、ベテランの経験。選手を信じ、グラウンドに送り出す。

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