金本監督、逆転Vへ聖地6連戦4勝2敗「物足りない」

 阪神・金本知憲監督(49)が28日、ヤクルト、中日と続く29日からの甲子園6連戦に向けた意気込みを口にした。夏のロードを16勝10敗1分けで乗り切り、ようやく戻ってきた甲子園の舞台。優勝を目指す上で、それぞれのカード勝ち越しはもちろん、それ以上に白星を積み重ねる必要性も感じており、どん欲に白星をつかみにいく考えだ。

 崩れることなく、希望の光も失わず、熱を保ったまま帰って来れた。「(ロードは)貯金6か。まずまず」。夏のロードを16勝10敗1分けで乗り切った。手応えはある。1カ月の空白を経て、甲子園の大歓声が待っている。金本監督の口調にも力がこもった。

 「最後の、ラストスパート。甲子園は地元のファンが多いし、おもしろい戦いをしないとね。地元、甲子園のファンの前で」

 ロード幕開けとなった7月28日の中日戦までの時点では、DeNAと2位タイで首位・広島と10ゲーム差だった。それが、今は単独2位で、広島とは7・5ゲーム差に縮めた。戦いはまだまだこれから。さらに追い上げムードを高めるためにも、取りこぼしは避けたいところだ。

 29日からの甲子園6連戦はヤクルトと中日という下位のチームが相手。「どん欲にね」と話しながらも、5勝1敗ぐらいでいきたいかと問われた指揮官は「まあ、あまり欲を言ってもね(笑)」と笑った。ただ、実際に優勝を狙うのであれば、それぐらいの結果は必要となる。

 「(2カード連続で)2勝1敗では物足りないかな…(4勝2敗の)その上は5勝1敗になるのか。(チーム状態は)うちはリリーフもいいし、だいぶ点も取れてきたから。まあ、欲を言ってもね」

 遠慮がちに言葉を選びながらも、これまで通り、目の前の勝利を目指して戦っていくことには変わりない。来週明けにはマツダで広島との3連戦を控えているだけに、「決戦」を前に、本拠地で勢いを付けて敵地に乗り込みたいところだ。

 この日は投手の指名練習だけが行われ、野手陣の全体練習はなし。わずかな休息を挟み、ファンの後押しと共にラストスパートをかける。

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