金本監督も興奮!“飛車角落ち”福留&西岡休ませてもナゴヤD初4発大勝

 「中日4-10阪神」(18日、ナゴヤドーム)

 “飛車角落ち”でも打線が爆発した。前夜のヒーローで好調を維持する福留、上位のキーマンとなっていた西岡を休養させながらも、阪神としてナゴヤドーム史上初の1試合4本塁打。予想以上の快挙に金本知憲監督(49)は「孝介(福留)を休ませて、今日勝ったことは大きいですね」と目を細める。

 何かと打てないイメージが猛虎に染みついていたナゴヤドーム。過去248試合では、1試合3本塁打すら放ったことがなかった。それでも五回、北條に一発が飛び出し、六回には投手の秋山が右翼席上段までかっ飛ばした。

 七回には糸井が負けじと右翼席へ放り込み、ルーキーの大山も左翼席へダメ押しの3ラン。ベンチから秋山の一発を見届けた指揮官は「上段まで飛んでいってね。糸井が負けじと打ってたけど、秋山の方が上でしたね(笑)」と興奮を隠さない。

 ナゴヤドームでの2桁得点は14年4月22日以来、3年ぶり6度目。シーズン序盤は福留の休養試合を落とすことが多かった。交流戦に入ってからは期待した若手の不振により、不惑のベテランを休ませることができなくなった。無理強いを余儀なくされたことで調子を崩し、6月末には打線の不振が原因で8連敗を喫してしまった。

 そんな前半戦の事実を踏まえれば、確実にチーム力は上がってきている。積年の課題だった選手層の薄さは、徐々に解消されつつある。確かな手応えを抱きつつ、挑む残り36試合。チームに新たな勢いが生まれる可能性は十分にある。

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