糸井、復活弾!1カ月ぶり実戦復帰でいきなり 金本監督は昇格に慎重姿勢

3回、右中間にソロを放つ糸井(撮影・山口登) 
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 右脇腹筋挫傷で2軍調整中の阪神・糸井嘉男外野手(36)が15日、実戦復帰。ウエスタン・オリックス戦(鳴尾浜)に「2番・右翼」で先発出場し、弾丸ライナーの本塁打を放った。掛布2軍監督は「内容のあるホームランだった」と絶賛。1軍復帰へ、大きな一歩を踏み出した。

 復活を告げる豪快な一発だ。右脇腹の筋挫傷で離脱していた糸井が、復帰戦でいきなり弾丸ライナーの本塁打を放った。掛布2軍監督をはじめ、ナインとのハイタッチに頬が緩む。超人が帰ってきた。

 場面は1-3の三回2死。昨年までの同僚、オリックス・山崎福の高めに浮いた直球を逃さなかった。完璧に捉え、打球は一直線に右中間へと伸びる。フェンスオーバーを確信し、ゆっくりとダイヤモンドを一周した。

 掛布2軍監督は「フルスイングできていたし、体をレベルに回せていたし、内容のあるホームランだったね」と絶賛。1打席目は三飛、3打席目は見逃し三振に倒れたが、29日ぶりの実戦は上々だ。右翼の守備では二回、伏見が放った右中間寄りの打球を軽快に処理。攻守にわたり万全の状態をアピールした。

 7月17日・広島戦(甲子園)で右脇腹を負傷。20日から鳴尾浜で本格的なリハビリを開始し、戦う準備を整えてきた。8月16日のウエスタン・オリックス戦(鳴尾浜)は、当日朝の状態を見て出場の可否を決める。

 金本監督は「まだわからん。どうだろうね」と1軍復帰へ慎重な姿勢を示した。焦らずに一歩、一歩。決戦の時を待ちながら、今はじっくりと牙を研ぐ。

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