阪神・山本、糸井、福留への内角攻めを宣言

 阪神・山本翔也投手(28)が24日、2月の沖縄・宜野座キャンプで糸井、福留の懐を攻める決意を示した。

 3割を7度記録している新加入の超人と、昨年、4番に座り、出場131試合で打率・311の成績を残した新主将のベテランスラッガーコンビ。今春キャンプでは実戦形式の練習が多く予定されており、シート打撃や紅白戦で、左の大打者2人と対戦する可能性がある。

 左腕・山本の投球は、クロスファイヤーで左打者の懐を深くえぐるのが身上だ。さらに、内角をえぐるシュートボールを武器としている。チームの顔といえる2人との対戦について、山本は「当ててしまったらややこしいんですけど」と与死球を懸念しながらも、「左打者にいやがられるようなピッチャーっていうのを、キャンプで確立できるように」と内角を攻める覚悟はできている。

 今オフは同じ左腕の岩田と米・アリゾナで自主トレを行い、ジェフ・ウィリアムス駐米スカウトと初対面した。「JFK」の一角として大活躍した伝説の助っ人左腕から「自分が左打者の相手に対していやがる気持ちがあれば、その打者も同じくらい、いやがっている」という金言を授かった。

 左投手の場合、一塁側へ大きく足を踏み出すと、当ててしまいそうな恐怖感が出てくる。それは、相手打者の「当てられそうだな」という恐怖にもつながるというわけだ。

 今季はプロ4年目を迎える。左キラーの座を確立するため、山本が強打者2人の懐めがけて力強い球を投げ込んでいく。

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