高卒ルーキー育成は別プラン 4位・浜地は春以降に実戦 3位・才木は体作り
阪神が同じ高卒ルーキーの3位・才木浩人投手(18)=須磨翔風=と、4位・浜地真澄投手(18)=福岡大大濠=について、異なる育成プランを組むことが7日、明らかになった。才木は体の成長が止まっていないため、当面は体作りに専念。浜地は昨年の望月と同じルートで、春以降の実戦デビューを目指すことになる。
球団関係者は「浜地の方が実戦で投げるのは早くなると思う」と説明。この日のキャッチボールでもバランスのいいフォームが際立ち、18歳とは思えないほど体幹もしっかりしている。
担当の田中スカウトが「試合で四球を出すことがほとんどない」と明かすほど、制球力は安定。それも体の軸がほとんどぶれないフォームが一つの要因だ。「チーム事情による」(同関係者)とはいえ、故障せず実戦登板で結果を残していけば、1年目の1軍デビューの可能性もある。
10年には高卒ルーキーの秋山が4勝を挙げた。もちろん焦りは禁物-。だがそれだけの魅力を、浜地は秘めている。