矢野コーチ、糸井先生に盗塁の防ぎ方聞く「アドバイスしてほしいし」
阪神の矢野燿大作戦兼バッテリーコーチ(48)が17日、FAで加入した糸井嘉男外野手(35)について、戦力としてはもちろん、“先生役”としても期待した。これまでの対戦経験から、投手陣に対して気付いたことなどの助言を求めたいという。この日はMBSラジオ「みんなでホームイン」に生出演した。
糸井の加入によって生まれる相乗効果は、無限の可能性を秘めている。選手のレベルアップも見込める。矢野作戦兼バッテリーコーチは、戦力としてだけでなく“先生役”としても期待している。
「現役で結果を出している選手からアドバイスをもらえるのはありがたいね。ピッチャーにもアドバイスしてほしいし、交流戦(での対戦経験)だけでも、走りやすかったとか、いろいろ伝えてほしい」
今季35歳にして53盗塁をマークし、史上最年長でパ・リーグ盗塁王に輝いた超人。スピードはもちろん、相手のスキを突く感性も優れており、技術も高い。秋季キャンプでは、課題のクイックやけん制に取り組んできた投手陣。糸井の洞察力が加われば、さらなる向上につながる。
来春キャンプの紅白戦では、バッテリーが糸井の足に挑むこともできる。同コーチは「あの年齢だからキャンプで走るかは分からないけど」と前置きしつつ、糸井の盗塁を阻止することができれば「ピッチャーは自信になるだろうし、キャッチャーも刺すことで、(他の選手に対しても)余裕を持つことができる。そういうバロメーターになれる選手」と直接対決することによって、得られる効果は大きいとした。
今季優勝した広島には、対戦カード別で最も多い30盗塁を決められた。出塁後すぐに得点圏に進まれ、失点するケースも目立った。課題克服へ、糸井への期待はますます大きくなる。
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