梅ちゃん、正捕手争い打ち勝つ 自己最多アーチ「11」超える

 阪神・梅野隆太郎捕手(25)が7日、来季の目標に「2桁本塁打」を掲げた。「出前授業」で大阪市立大和田小学校を訪問。打撃指導などを行った後、児童から来季の本塁打数を問われ、1シーズンで自身の通算本塁打数「11」超えを宣言。原口、坂本らとの正捕手争いに勝ち抜くため、打撃で猛アピールする。

 「打てる捕手」は俺だ!今季11本塁打を放った原口には負けない。ライバルに宣戦布告するかのように、梅野が来季の目標に「2桁本塁打」を掲げた。

 「今年は0本だったので、長打力を復活させたいというか…。チャンスメークにもなるし、点も入るし、チームの勝ちに貢献できる。ホームランに関しては2桁以上打ちたい」

 14年のルーキーイヤーには7本、15年には4本塁打をマーク。パンチ力のある打撃を買われ、過去2年で148試合に出場した。だが今季は37試合の出場で長打ゼロ。売りである打撃が影を潜めた。頭一つ飛び抜けた打撃を持つ原口、今季終盤に頭角を現した坂本とのデッドヒート。既に戦いは始まっている。

 矢野作戦兼バッテリーコーチは来季の正捕手を「白紙」とし、来春キャンプでの成長と結果から見極めていく方針。まだまだチャンスはある。「(キャンプまでに)しっかり準備して、オープン戦でもそういう(結果で応える)気持ちでやっていく」。オフでもバットを振り込んで2月を迎えるつもりだ。

 この日の学校訪問。質問コーナーの一幕で覚悟をのぞかせた。児童からの「来年、ホームランは何本打ちますか?」という質問を捕手らしくしっかりと受け止め、全校児童413人の前で力強く宣言した。

 「1年間で(通算本塁打の)11本は打ちたいですね」

 小学生たちの期待に応えるためにも有言実行。過去の自分、ライバルを一気に飛び越える。

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