ドラ4浜地真澄 目指すは“桑田真澄”「クレバーな投手になりたい」

 ドラフト4位・浜地真澄投手(18)=福岡大大濠=が5日、新入団選手発表会で名前が同じで通算173勝を挙げた元巨人・桑田のようなクレバーな投手になると誓った。

 「名前が一緒だからというわけじゃないですけど、桑田さんは本当に頭がいいピッチャーだなと思います」と、理論派で知られる右腕の印象を語った。

 桑田の引退時は9歳だったが、テレビや動画などで過去の映像をチェック済み。「プレーでも配球でも頭がいいなと思っていました。自分もそういうクレバーな投手になりたい」と頭脳的な投球を目標にする。

 184センチ、88キロの立派な体格。直球は最速150キロを誇るが、浜地が目指す理想は力だけに頼った投球ではない。「スピードガン以上に打者が速く感じるストレート、そういう真っすぐを目指したい」と球のキレを重要視する。

 1カ月後には慣れ親しんだ地元・九州を離れ、関西での生活が始まる。「自分が住んでいるところは都会じゃないので、今日大阪に来てびっくりしたというか…」と環境面の変化に不安はある。それでも、「いろいろ先輩方に聞きながらやっていきたい」と、新たな一歩を踏み出す覚悟はできている。

 浜地の野球に誰よりも理解を示してきた母・智子さんからは「野球の結果で阪神ファンの心をつかんでほしい」と猛ゲキを飛ばされた。力と技を兼ね備えた右腕が、桑田2世として甲子園のマウンドに立つ。

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