ドラ5糸原 明大先輩・野村撃ちだ 仮契約で決意新た

 阪神からドラフト5位で指名された糸原健斗内野手(24)=JX-ENEOS=が13日、神奈川県横浜市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金5000万円、年俸800万円で仮契約を結んだ。即戦力での活躍が期待される24歳は、母校・明大の先輩である広島・野村撃ちを誓った。

 港町の高級ホテルで行われた入団交渉。念願だったプロへの扉を開け、糸原は気持ちを新たにした。最も対戦したいピッチャーは今季、最多勝と最高勝率の2冠に輝いた「広島カープの野村祐輔投手です」。真剣なまなざしで母校・明大の“先輩撃ち”を誓った。

 「(学生時代に)対戦したことはないので、初めてボールを見ますね。楽しみです」

 3学年上の先輩ということもあり、上下関係の厳しい明大では遠い存在だった。そして、今や球界を代表する投手の一人。日本代表「侍ジャパン」にも選出されている。しかし、尻込みすることはない。即戦力の実力を証明するためにも、必ず打ち崩してみせる。

 「がむしゃらにやるのが自分のスタイル。背中でガッツを見せていけたらと思います」

 泥くさい、気持ちのこもったプレーが真骨頂。同じ内野手のドラフト1位・大山(白鴎大)には「負けたくないという気持ちはあります」と対抗心を燃やしている。理想は、金本監督の現役時代のような勝負強い選手だ。

 担当の北村スカウトは「壁にぶつかることもあるだろうけど、それを乗り越えていく力があるから」と評す。激戦必至な内野戦争に割って入り、定位置をつかんでみせる。ガッツマン・糸原が、夢の続きを歩んでいく。

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