福留、今オフも断食 “オレ流調整”で来年40歳の不惑シーズンへ

 阪神・福留孝介外野手(39)が12日、近日中にファスティングを行うことを明かした。4年連続4度目の断食で、体内をリセット。年内は野球から離れ、バットスイング、キャッチボールを封印する考え。これまでと変わらない“オレ流調整”で、来年40歳の不惑シーズンに備える。

 不惑のシーズンへ、このオフも“オレ流”を貫く。まず心と体をリセット。福留が今年もファスティング(断食)にチャレンジする。

 「今年もやるよ。今年で4回目か。つらくはない。体重は4、5キロ落ちるし、体の悪いところが分かるから」

 ファスティングは4年連続4度目となる。家族と離れ、酵素ドリンクと水を用いて体内をきれいに。デトックス効果もあり、約1週間かけて、自分と向き合う。終了後、久々におかゆを口にすると、「普段こんなに濃い味を食べているのかとビックリする」という。

 福留にとっては縁起のいい健康法だ。打率・198に終わった阪神移籍1年目のオフに一念発起。翌年から打率・253、打率・281と、右肩上がりに成績をアップさせてきた。39歳シーズンの今季も打率・311、11本塁打、59打点と勝負強さを発揮。日米通算2000安打や自身2度目のサイクル安打を達成するなど、金本阪神の4番として若いチームをけん引した。

 プロ18年目の大ベテランはオフの過ごし方も心得る。シーズン終了後から、疲労回復に専念。秋季練習の参加を免除された現在は、しばし、野球から離れた生活を送っている。

 「調整は変えない。バットも振らないし、ボールも握らないよ」

 来年、ついに40歳。不惑の年を迎えるが、調整法は不変だ。年内は例年通り、バットスイング、キャッチボールを封印。年明けの自主トレから、走り込みを中心に本格的な体作りをスタートさせる。

 福原が今季限りで現役引退。来季は安藤と共にチーム最年長となるが、福留はまだまだ若々しい。「40歳と聞いただけで、気がめいるな!」。年齢を豪快に笑い飛ばす余裕もある。いつも通りの自然体で不惑にあらがう。

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