超変革2年目へ「掛布の声」を聞く!球団トップ直々に宮崎で3者会談

 阪神の球団トップが11日に宮崎を訪れ、掛布雅之2軍監督(61)と「編成会議」を行うことが7日、分かった。現在、みやざきフェニックス・リーグで指揮を執る背番号31のもとに四藤球団社長、高野球団本部長が赴き、11日夜に会食を予定する。チームの底上げを主題にドラフト、FA、新外国人など、熱く意見交換を行うと見られる。

 球団幹部が遠路足を運び、「掛布の声」を聞く。みやざきフェニックス・リーグの第2クール中に、四藤社長と高野本部長の球団トップ2人が宮崎へ向かうことが分かった。2軍関係者によれば、11日の夜に宮崎市内で掛布2軍監督を交えた3者会談が行われる予定で、「超変革」2年目へ向けた戦力の底上げについて話し合われると見られる。

 若手の現状報告にとどまらない。毎年夏場に行われる拡大編成会議は通例1、2軍両監督を交えて行われるが、8月27日に行われたその場に掛布2軍監督は不在。改めて、編成上の話題が上がることは間違いないだろう。

 金本監督の意向を踏まえた上で、ファームトップの意見に耳を傾ける。ドラフトやFAの動向、新外国人の必要性…。ミスタータイガースのフィルターにかければ、発想の転換、新たな構想が生まれるかもしれない。

 構想外選手の見極めもそうだ。筒井や小嶋、坂、柴田ら既に9選手に戦力外通告が行われたが、2次通達はこれから。原則としてCS全日程終了翌日から日本シリーズ終了翌日までとなるが、チーム強化のために思いきってふるいにかけ、決断しなければいけないこともある。

 球団幹部はフェニックス・リーグの観戦を予定している。Bクラスからの巻き返しを目指す来季は、今まで以上にファームからの戦力の押し上げが不可欠になる。望月、植田ら新戦力となり得る若虎にとってアピールの機会にもなる。この日の練習試合・巨人戦(清武第二)は雨天のため中止。天候不良が続き、ここまで公式戦を含めて3試合が取りやめになった。掛布2軍監督も「しょうがない」と嘆いたが、実戦漬けの日々は今月24日まで続き、生存競争は熱を帯びる。

 「外で見る野球と、内(部)で見る野球は違う」と、掛布2軍監督は言う。DC時代とは違う「新しく見えたもの」をチームに還元できればいい。宮崎の夜を有意義な「編成会議」にする。

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