能見が完封!大量援護も油断なし104球「原口にとっても良かった」

 「阪神9-0ヤクルト」(27日、甲子園球場)

 スタンドのざわめきを大歓声に変える。いきなりのピンチを満点快投で切り抜け、あとは痛快なゼロ行進だ。大量援護にも気を緩めなかった、104球の完封劇。阪神・能見の経験が勝負を決めた。

 「(二回無死満塁は)1人目が三振だったので。満塁というのは1人目がカギを握っているので」

 二回だ。先頭から四球と連打で無死満塁。いきなり追い込まれた形でも、迎えた1人目のジェフンに神経を注ぐ。2球で追い込むと「三振は狙いにいきました」と5球目のフォークで狙い通り空振り三振に。流れを切り、続く中村を一塁併殺打に仕留めた。この粘りが「取ってもらえるだけありがたいです」という大量点も導いた。

 9点のリードをもらった五回以降も安定した投球を披露。「去年のロッテ戦(6月3日)で(藤浪)晋太郎が8点を追い付かれたのもあったので、頭に」。スキを見せない。緊張の糸を最後まで緩めず、ヤクルト戦では初で通算10度目、さらに球団では01~06年の井川に並ぶ6年連続の完封勝利となった。

 金本監督も「球数も少なくテンポも良くて」と称えた好投。ここまで球数を100球をメドに配慮されていたが、自身でも体調管理を徹底。遠征先でも、元々あまりしない外出を昨年以上に控えて体のケアを行う。「例えばシャワーだけだったのをお湯にしっかりつかるとか」と細部にこだわり、パフォーマンスにつなげている。

 「(完封で)原口にとっても僕にとっても良かったです」。結果も内容も、価値ある6勝目となった。

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