金本監督 連続試合出場は続けてやりたい

 「広島5-8阪神」(24日、マツダスタジアム)

 阪神・金本知憲監督は連敗を止めた試合後、鳥谷敬内野手をスタメンから外した理由について説明した。

 「本人と話をしてね…。これまでに2~3回、話をしたかな。メンタル的なこともあったし、調子そのものも、やっぱりね。外れることが本人のため、チームのため。両方の部分でね…」

 昨秋の監督就任当初、主将を呼び訴えた。「お前が変わらないとチームは変わらない」。スローガン「超変革」の旗頭は実は鳥谷。そんな認識だからこそ、「今のままでは物足りなさ過ぎる」と強い言葉で激励した。

 だが今季の鳥谷は攻守で低迷を続け、その度あえて厳しく叱責(しっせき)してきた。

 「以前から何度か話をしていたけど、最終的には、これ以上トリをさらし者みたいにするわけにはいかないし、もう少し時間をおいて、ベンチから(試合を)見るとか、気持ちの面で前向きなものが出てくるまでは時間をおいたほうがいいかな、と。彼はまだ若い。ベテランじゃなく、中堅。体も若いから」

 早く決断するべき。首脳陣の間でもかねて鳥谷を休養させる意見は出たが、金本監督は92試合、ジッと復調を待った。

 「フル出場(連続試合出場)はモチベーションのためにできる限りは続けてやりたい」。次戦以降の起用についてそう話し、「(スタメン起用は)まわりの状態にもよる。彼自身のモチベーションとか、いろいろと見ながら…」と言った。

 ベンチ内で表情の明るかった主将に対し、「そういうところを見せていかないと。そういう経験もないだろうから、いい経験だと思う」と、リスタートへの期待を寄せた。

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