ドラ4望月あるぞ今季デビュー!金本監督スライダー絶賛「右打者は打てない」

 阪神のドラフト4位・望月惇志投手(18)=横浜創学館=と、コーディ・サターホワイト投手(29)=前エンゼルス傘下3Aソルトレーク=が17日、1軍練習に初参加し、ブルペンで金本知憲監督(47)らに投球練習を披露した。46球を投げた望月は、指揮官から鋭く曲がるスライダーを絶賛された。

 持てる力を全て出した。甲子園には6月26日のウエスタン・中日戦で足を踏み入れていたが、1軍練習は初参加。「いい緊張感の中で入れたと思う。力は入ってしまったけど、今の実力は出せたかな」。練習を終えてクラブハウスへと引き揚げる道中、少しだけほおを緩めた。

 ウオーミングアップやキャッチボール、投内連係などを終えるとブルペンへ移動。直球と変化球を織り交ぜて46球を投げた。金本監督ら首脳陣が視線を送る中、1球1球に力を込めた。

 その投球を見た指揮官はうなずいた。「はまったときにいい球を投げている。スライダーがいいよ。今の曲がりだったら、なかなか右打者は打てない。フォークボールは完成度は低いけど、直球ははまればいい。(後半戦での1軍合流は)チャンスがあればね」。

 今季ウエスタンで7試合に登板し、2勝1敗、防御率2・62。現在は先発を任されているが、「1軍でいきなり先発というのは、さすがに…。青柳くらい度胸がいることだから(笑)」と指揮官。今後2軍で中継ぎ起用するかどうかは「そこは相談。掛布2軍監督に一任?そうだね」と話すにとどめた。

 金本監督と共に目を光らせた香田投手コーチも「腕を振れていた。可能性を思わせるピッチャーだった」と高く評価した。練習時からワインドアップだけでなく、セットポジションやクイックなど、実戦に即した形で取り組むよう助言したという。

 望月は19日のウエスタン・ソフトバンク戦(筑後)で先発予定。当面は2軍調整が続く見込みだが、いいアピールになったのは間違いない。「1軍の甲子園で抑えるのが目標です」。順調な成長曲線を描く18歳は、この日の経験を糧にさらなるステップアップを目指す。

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