マテオ6連続K 8試合連続無失点だ!

 「阪神0-9広島」(10日、甲子園球場)

 何食わぬ顔でマウンドを降りた。奪三振ショーの主役を演じた阪神・マテオ。大敗を喫した中、甲子園に詰め掛けた虎党をこのときばかりは沸かせた。

 「狙っていたわけではないけど、自分のピッチングをしようと思って、それが結果につながってよかった」

 安藤の後を継いで登板した六回。新井と鈴木に連打を浴びて無死一、三塁のピンチを招いてしまった。だが、ここからがマテオの真骨頂。松山を154キロ外角低め直球で空を切らせると、続く会沢も外角低めのスライダーで空振り三振。最後は戸田を見逃し三振に斬った。

 まだ終わらない。続く六回は3者三振。最速156キロの直球主体で押してファウルでカウントを稼ぐと、鋭く曲がるスライダーを効果的に織り交ぜ、6者連続で三振を奪った。

 これで8試合連続無失点。6月14日に1軍再昇格を果たしてからは1点も取られていない。右肩関節炎で戦線離脱するまでは5試合連続で失点し、抑え失格の烙印(らくいん)を押されたが、安定感を取り戻してきた。

 サターホワイトが新加入し、外国人枠をめぐる争いは激しさを増した。失敗すればファーム行きの可能性もある。強い危機感がマテオを突き動かしている。

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