ヒヤヒヤ継投 マテオは4試合連続失点

 ヤクルトに辛勝し笑顔の原口(右)と渋い表情のマテオ
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 「ヤクルト5-7阪神」(24日、神宮球場)

 何とか逃げ切った。2点リードの九回、2死一、二塁。一発逆転のピンチだ。4番・バレンティンの打球は夜空高く舞う。歓声と悲鳴が交錯する中、最後は右飛で締めた。阪神の守護神マテオが4試合連続失点しながら、ヒヤヒヤの11セーブ目だ。

 「状態は絶好調ではないけど、良くなっている感じはある。問題なく投げられているのは収穫。力強く投げていきたい。どんどん上げていきたいね」

 黄色く染まった三塁ファウルゾーン。のっしのっし歩いたマテオは懸命に前を向いた。八回を任された藤川も苦しんだ。先頭坂口が失策で出ると、まさかの連続四球。2死後、11年8月5日・ヤクルト戦(京セラ)以来の押し出し四球を献上してしまう。「リリーフになって、初めてちゃうかな」。本人も記憶にないほど珍しいシーンだ。「勝ってつながないといけない」とリードは守り抜いた。

 藤川-マテオの新・勝利の方程式。香田投手コーチは「そうなれば一番いい」と言う。ここ最近、試合終盤にもつれる展開が続くが勝利を重ねて、ベンチを安心させたい。

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