藤川球児「自分はそこまで落ちてない」
独立リーグ・四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスの藤川球児投手(34)が17日、読売テレビの情報番組「す・またん!」に出演し、阪神OB会長の川藤幸三氏(66)と対談した。
NPB移籍期限が今月31日。川藤氏が「なんでここ(高知)やねん。タイガースやろ。絶対、長いことおったらあかん」と切り出すと、藤川も思わず苦笑い。「戻れないと思われているなら、戻らない。でも申し訳ないけど、自分がそこまで落ちていると思ってないんで」とキッパリ。
古巣への思いも「(阪神で)プレーはしたかった。リリーフでは絶対重要な場面でいかなきゃならないのに、それが求められてもいないのに、行ってプレーして『やれてよかったね』と言われるくらいならしません」と赤裸々に告白。「プレーヤーである以上、できるというプライドの塊がなくなるようではダメなんで。そのプライドを持ったままで受けてもらえるならかまわない。(NPBでプレー)できるし、できないと言われたのが『クソー』って」と悔しさを露わにした。
川藤氏は「だからこそ見返さなあかん。お前の阪神に帰ってくる気持ちはわかった。言葉に出さんでいい。藤川球児という男はTHのマーク以外、タイガース以外(のユニホーム)着たらあかんってことや」と再度勧誘。藤川も「僕も思ってます。実際思ってましたし」と本音もこぼれた。
また対談最後に、視聴者への呼びかけの言葉を忘れた藤川が「なんて言うんでしたっけ」と振り返ると、川藤氏は「タイガースに戻ります、や」と即答。あまりの直球に「あかん、あかん」と苦笑いするしかなかった。