金本監督、初日で1、2軍の入れ替えも

 阪神は22日、西宮市内の虎風荘内で、金本知憲監督(47)以下1、2軍のスタッフが集まり、合同コーチ会議を行った。キャンプの人選に加えて、初日から全体練習にウエートトレーニングを組み込むメニューも決定した。金本監督は初日から1、2軍の入れ替えも辞さない方針を明かし、2月1日から鬼となって、 厳しく改革に挑んでいく。

 準備期間は1月31日で終了だ。初日は慣らしながら…という姿勢は許さない。もしもそんなことがあれば、容赦なく安芸に向かわせる。2月1日から、金本監督が鬼となる。

 「(入れ替えは)早い段階でね、何やってたんだと、明らかにチンタラしてたら、初日からでもありえますよ。サヨナラって。ご苦労さん、ですよ。もう一回調整してきなさい、と。それは選手も分かってると思うから」

 初日から厳しく見極める。オフをどう過ごしたか。いかに準備をしてきたか。「オフに何をやってたんだという選手は正直、早い段階から、どうぞって(落とす)」。通常、入れ替えは実戦の結果を踏まえることが多いが、甘えが見えれば、2月11日の最初の紅白戦を待たずして高知行きのチケットを手渡す。

 また、以前から話していたウエートのメニューを全体練習に組み込むプランを、1クールに2度行い、まずは初日に実施することも決定。「みんな(オフに)やっていると、つくっていると思うのでそれを前提で初日から」。狙いは、体づくりだけじゃない。

 「今までのトレーニングルームは憩いの場だったので、そこをまず、トレーニングルームの雰囲気をガラッと変えてね。休憩場所じゃないぞ、と。ここをはっきりしたい」

 現役時代の実体験も踏まえて、トレーニングルームの空気の緩みを嫌う。あくまで鍛錬の場。必死に追い込む場に、ゆったりした雰囲気を持ち込みたくない。「(ウエートも)見に行きますよ」と話すように、自ら足を運び、厳しくメスを入れていく考えだ。

 「鍛える場所としてのトレーニングルームというね。憩いの場所じゃないんだよと。それだけのメニューも組んでるし、そういうことにもならないと思うけど」

 細部にもこだわり、変革を積み重ねていく監督就任後初の宜野座キャンプ。「(キャンプは)非常に楽しみですね。開幕は非常に怖いですけどキャンプは非常に楽しみです」。初日から、宜野座は金本イズム全開のスタートとなる。

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