ゴメス改造!金本監督が面談レッスン

 阪神・金本知憲監督(47)がマウロ・ゴメス内野手(31)に打撃改造を指南していたことが23日、分かった。今季、他球団から徹底マークされたG砲は、打撃全部門で昨季成績を下回った。16年シーズンも4番として期待するだけに、指揮官は弱点克服を指令した。

 打率、打点、本塁打、安打数、長打率…。すべて来日1年目に及ばなかった。4番が迫力に欠けた要因を問われた指揮官は、ゴメスと面談したことを明かした。「日本では弱点を見つけたらそこをどんどん攻めてくるから、対応していかないとダメだと話してね。本人もよく分かっていたよ」

 ネット裏から見ていると、打点王に輝いた昨季との違いが一目瞭然だったという。「三塁線への二塁打が1年目よりも減った。今年はあそこに詰まってボテボテというファウルが多かったでしょ。ステップの幅が広すぎるんよ」。昨季はメジャー時代の画像と比べてトップの位置が浅くなったことを本人に指摘するなど、評論家時代からゴメスのフォームに敏感に反応していた。

 外角低めの変化球に苦慮し、その球を過剰に意識するあまりバランスを崩す…。そんな姿もおなじみだった。来季も同じ轍(てつ)を踏めば敵軍に攻略本を渡すようなもの。来春2月1日からゴメスに金本道場の門戸を開く。

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