ドラ3竹安“金本色”にイメチェンだ

 阪神のドラフト3位・竹安大知投手(21)=熊本ゴールデンラークス=が16日、熊本市内のホテルで行われた熊本ゴールデンラークス後援会主催の激励会に出席した。7日の新人入団会見で「グラブは投げません」と爆笑あいさつ。金本監督のハートをわしづかみにした右腕は「郷に入れば郷に従えなので」と「金本色」に染まる。

 身も心も「金本色」に染まる決意だ。指揮官が「練習のときにグラブを投げつけたらおもしろい」と発言したのを受けて、竹安は「そういう機会があれば、どうですかね…」。そう言って苦笑いしながらも、すぐさま呼応した。

 「“郷に入れば郷に従え”なので。上の人に言われたことをやっていきたいです」

 7日の新人入団会見で「田中スカウトから“グラブは投げるもんじゃないぞ”と言われたので守りたいです」とあいさつ。金本監督から「いいこと。やんちゃは大歓迎」と絶賛された。指揮官が繰り返す「目立ってナンボ」という言葉にも大きくうなずく。自身のキャラクター変更も覚悟の上だという。

 「これまでは前に前にというタイプではなく、人の後ろについていました。プロは実力の世界。目立たないといけない。竹安がどうしてるのか思ってもらえるように、強く印象に残したいです」

 本業のプレーでも魅せる。右肘手術明けで来季後半の1軍デビューを目指す右腕は「口ばかりにならないようにしたい」ときっぱりと言った。グイグイ目立って結果も残す。

 「実は会見の前日に田中スカウトが下柳さんに連絡してくれていたんです。ゴーサインが出ていました」と新人会見の裏話を披露した竹安。トークも実力も金本監督の折り紙付き。金本チルドレン1期生が力強く、熊本から羽ばたく。

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