ドラ2坂本が強肩披露、山田も刺す!

 「東京六大学野球・明大4-1法大」(24日、神宮球場)

 阪神から2位指名された坂本誠志郎捕手(21)=明大=が24日、東京六大学秋季リーグ・法大1回戦(神宮)に「8番・捕手」で先発出場した。自慢のインサイドワークで3投手をけん引し、強肩も披露。履正社の先輩で、今季盗塁王に輝いたヤクルト・山田の足も阻止することを誓った。

 四回1死一塁だった。一走が二塁へスタートを切ると、坂本は素早く反応した。「走りそうな雰囲気だったので準備はできていました」。高速クイックから矢のような送球で二塁ベース上へと送り、アウトをもぎ取った。

 六回2死一塁は、投球がワンバウンドしたのと同時に二塁へスタートした走者をストライク送球で阻止。3打数無安打、1四球と打撃は振るわなかったが「チームにいい影響を与えられたと思います」と納得の表情だ。

 今季34盗塁の“先輩”山田に対しても遠慮はしない。1軍でプレーすればいずれは対戦する相手。だがその時は「(盗塁を)刺します」と力強く語った。

 25日の法大2回戦で勝てばリーグ優勝、さらに明治神宮大会への出場が決まる。山田とはドラフト前に連絡を取り合ったというが「優勝して、上から目線で報告したいですね」と笑った坂本。プロの舞台を頭に描きながら、目標の「大学日本一」へまい進する。

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