藤浪 誓った、関本の花道飾る
4日・広島戦(甲子園)に先発予定の阪神・藤浪晋太郎投手(21)が2日、鳴尾浜での2軍全体練習に参加。シーズン最終戦となる同戦は、今季限りでの現役引退を表明した関本のセレモニーも予定されている。惜別の思いを右腕に込め、必ず勝つ。
鳴尾浜のブルペンから小気味よくミットの音が聞こえてくる。「いつも通りです」と25球を投げ込んだエース。次回登板についての思いを問われると「関本さんのための試合ができたらと思います」と、大先輩の引退の花道を勝利で飾る強い決意を言葉に込めた。
関本にはグラウンドではもちろん、釣りに連れて行ってもらったりとお世話になった。「タイガースに入ったときから気さくに話してもらいました」と感謝の思いは強い。だからこそ、最後の試合でふがいない投球などできない。
CS進出、さらには自身の最多勝獲得の可能性もある大事なマウンド。若きエース右腕は先輩の思いも胸に、広島打線に向かっていく。